院長の健康まめ知識

2017年8月18日 金曜日

何と89年ぶりの湿気!久々の「冷夏」対策に必要な事は?

吉野です。こんにちは。東京などは毎日のように雨が降っていますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。8月に入ってから東京では降雨が連日続き、17日まで17日間連続の降雨という、40年ぶりの記録的な長雨となっております。雨模様のため日照不足ともなっており、8月の日照時間は例年の40%あまりと、極端な短さです。そういえば、しばらくの間まともに太陽を見ていないような気がします。
雨続きの影響で、湿度もたいへん高くなっています。8月に入ってからの平均湿度は東京で約85%と非常に高く、これは何と89年ぶりの大記録だそうです。そのため洗濯物も、たいへん乾きにくくなっています。気温は30℃以下に留まっており、ひと頃の暑さはないのですが、高い湿度のため、不快指数はむしろ高くなっています。それにより、後述するような健康面への様々な影響が心配な状況が続きます。

長雨の影響は、生活や経済など様々な面にも現れています。夏の表舞台の一つである海水浴場や屋外プールなどでは来客数が激減し、開店休業状態の所も少なくありません。ビアガーデンも軒並み閑散としており、少な目のお客は傘をさしながらビールを飲んだりしています。一方で繁盛しているのがクリーニング店やコインランドリーです。湿気で洗濯物が乾かないため、乾燥機などはフル稼働の状態が続いています。
日照不足は農作物にも影響してきました。日照による光合成が不充分なため、特に緑黄色野菜の生育が遅れており、ホウレンソウなどは5割増にまで高騰しています。ギョウザに欠かせないニラなども不作が目立ちます。それに米の生育にも黄信号が灯っています。ハイモチ病が多発しており、稲の実入りが悪くなる兆しが出ている模様です。このままでは秋以降の食卓に、重大な影響が出かねません。

さてこのような長雨や日照不足は、我々の体調や健康面に、どのような影響を及ぼすのでしょうか。気温が30℃以下と低いため、熱中症は少ないのではないかと思うかもしれませんが、実はこのような高湿度の環境は、むしろ熱中症に要注意なのです。湿度が高いと、発汗による熱の蒸散がスムーズにいかないため、体内に熱が鬱滞し、体温が上昇しやすくなります。その結果、熱中症の発症の危険が高いのです。
実際に、熱中症の危険度を表す指標を見てみると、湿度85%の場合は30℃付近で、熱中症に対し「危険」のレベルに達します。これが湿度50%であれば、気温30℃で「警戒」レベルに留まります。同じ30℃の気温でも、湿度50%と85%とでは、熱中症の危険度に大きな差があるのです。現状をみても、熱中症による救急搬送数は、気温が低下した8月にも、7月と遜色ない件数を記録しています。

熱中症以前の日常レベルでも、湿気と日照不足に伴う体調不良は多発しています。蒲田よしのクリニックに於いても、「8月に入ってから調子が悪い」とか「お盆前あたりから頭痛と怠さがひどい」などと、体調を崩して来院する方が通常よりも増えている感じがします。多くの方が定番のマイヤーズカクテルなどの点滴を受け、とりあえずは元気になって帰られますが、天候の悪化が健康に与える影響を改めて認識しました。
本来ならば梅雨時や秋口などに多いとされる、湿気や日照不足による体調不良は今年の場合、まさにこの夏場に多発しています。湿気による害は昔から「湿邪」とか「水毒」とか呼ばれ、健康を害する要因として警戒されてきました。湿気は鬱熱や浮腫、めまい、偏頭痛、胃腸炎、喘息、関節痛などの引き金になります。また日照不足はビタミンD不足を伴い、怠さや憂うつ感、不眠、骨粗しょう症などを招きます。

さてこのような雨がちな夏、冷夏とも呼んでよい様な「涼しい夏」は、いつまで続くのでしょうか。天気予報などでは、8月の下旬になれば晴れ間も広がり、気温も30℃を越えて、いくぶん夏らしい天候が戻るだろうと予想されています。ただ18日に向こう1カ月の予報が発表されましたが、それによれば9月中旬までは全国的に雨量が多く、晴れ間も少ない、との予報でした。一方で気温は概ね平年並みだそうです。
すなわち引き続き、雨がちで晴れ間が少なく、その割に蒸し暑い日々が続くという事になりそうです。雨が多くて晴れが少なく蒸し暑いというのは、あまり快適でない天候を思い浮かべますが、それが確度の高い予報だとすると、そのような環境に我々は適応し、体調を維持していかなければなりません。上記のように湿気が多く日照の少ない天候は健康面でストレスになりますし、暑さ対策も引き続き手を抜けません。

前回のコラムでは、暑い夏場に体調を崩しやすい要因の一つに「食事と栄養のバランス」を崩しやすい事、その原因として食欲の低下、腸内環境の悪化などが挙げられる、と述べました。その話の流れで言えば、もう一つ考えられる原因として、ビタミンなど「栄養素のロス」が暑い夏場は特に多くなる、という事があります。今回はその辺りを解説しようか、と考えていました。
この栄養のロスを含め、食事や栄養バランスの乱れをどう是正していくかに関しては、非常に大切なテーマですし、是非とも取り上げたいと考えています。ただ上述したように、この夏の天候の傾向がここにきて大きく変わってきており、それに応じた対策のシフトも当然のように必要となってきました。一言でいうと「長雨・日照不足の冷夏対策」という事になります。

従って栄養に関する議論は一たん脇に置いて、この冷夏対策という事に照準を合わせて考えていきたいと思います。その際に重要な柱の一つとなるのは、意外と思うかもしれませんが、「体を温める」事です・・(続く)

投稿者 蒲田よしのクリニック

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