院長の健康まめ知識

2016年4月 7日 木曜日

マーガリンよりバターを!油厳選し花粉症を撃退しましょう

院長の吉野です。こんにちは。
桜が各地で満開を迎えています。桜前線は東北地方を北上中で、仙台あたりまで満開となりました。東京でも3月末に満開となりましたが、開花が早かった割には満開となるのが遅かったような印象です。これはいわゆる「花冷え」によるもので、開花後の寒の戻りにより、いわば桜の花が冷蔵保存されたような形となり、ゆっくりと満開を迎えたといえます。多少は寒い方が、花は長持ちするものです。
ところが本日7日は、無情の暖かい雨が降っています。それに加えて風もけっこう強いです。日本海を低気圧が東進し、それに向かって南風が吹いている模様で、これにより桜の花はかなり散ってしまうと考えられます。そういえば天気予報でも「昨日(6日)の晴れが花見の最後のチャンスだったかも・・」と報じていました。皆さんはしっかりとお花見できたでしょうか。

さて、ちょうど桜が開花する頃というのは、今が盛りの「花粉症」に関しても、一つの節目とされています。春の花粉症シーズンは大雑把に言うと2月から5月までの長丁場ですが、その中でも敢えて前半と後半とに分けることが可能です。「前半戦」はスギ花粉、一方の「後半戦」はヒノキ花粉であり、ちょうどお花見のシーズンがスギとヒノキの入れ替わりの時期に相当します。
従ってスギ花粉症の方はお花見の頃にそろそろ終息となり、一方でヒノキ花粉症の方はお花見の頃から症状が出始める、という事になります。花粉症の「主役交代」という訳です。ところが実際には、多くの花粉症患者はスギとヒノキの両者にアレルギー反応を示すため、前半と後半を通しで症状が持続するケースが大半です。具体的には、2月から5月の長きにわたって花粉症に悩まされ続けるのです。

前回までの考察で、花粉症などアレルギー疾患を予防、または症状を軽減するためには、各種ビタミンや抗酸化成分などを積極的に摂取し、各種添加物や「悪い油」など有害なものを可能な限り避けること、等を説明しました。言い換えると、体の抗酸化力を高い状態に保ち、体を常々「きれいな状態」にしておくことが、花粉症の予防や悪化防止に寄与するのです。
その「悪い油」の代表格であるトランス脂肪酸は本来、自然界に殆んど存在しない油種であり、植物油に水素を人工的に付加すること等により発生します。最も身近なトランス脂肪酸としてマーガリンが挙げられますが、これは19世紀に高価なバターの代用品として作成されたのが始まりです。戦後は「コレステロールを下げる」などと、ヘルシーな油という印象を与え、世界的に急速に普及しました。
一方でショートニングという、揚げ油として多用される油種がありますが、これもトランス脂肪酸を多量に含んでいます。ファストフードやスナック菓子、インスタント食品などで多く用いられ、「カリッ」とか「サクッ」とした食感を得られるとして重宝されています。例えば菓子パンなどの食品表示に「植物性油脂」などと記載されていますが、これも多くの場合マーガリンまたはショートニングを意味しています。

トランス脂肪酸は今や多くの先進国で、規制または禁止の対象となりつつあります。各種の研究結果により、トランス脂肪酸は細胞や組織を強力に酸化させ、動脈硬化や老化、アレルギー、さらにはガン発症などを促進することが証明されています。北欧などでは事実上の禁止処置を取っている国もある他、米国も州によっては学校給食などでの使用が禁止となっているなど、全体として減らすための取り組みが拡がっています。
一方で我が国の場合、トランス脂肪酸は野放しに近い状態となっています。トランス脂肪酸という用語そのものが未だによく知られていないという事情もあり、その摂取を減らそう、という機運がなかなか盛り上がっていません。実際に加工食品などに於けるトランス脂肪酸の使用量の規制が、今もって存在していないのです。欧米などに比べて摂取量が少ないというのが一つの理由ですが、現状認識が甘いと言わざるを得ません。

それでも健康に関心の高い層などが中心となり、マーガリンなどトランス脂肪酸の摂取を減らそう、ファストフードやインスタント食品に依存するのを避けよう、という運動がようやく拡がり始めています。実際に「油を替えただけでアトピーが良くなった」などという体験談が数多く報告されています。例えばマーガリンをバターに替える、一般的なサラダ油をエゴマ油に替える、というだけでも驚くほどの効果があるのです。
油は人間にとって必要不可欠なもので、怖いからといって毛嫌いするのは決して良くありません。トランス脂肪酸に代表される悪い油やオメガ6系油脂の過剰摂取を避け、アマニ油や魚油などオメガ3系油脂を積極的に摂ることが大切です。また日常的に役立つ油はオリーブ油です。特に良質なエクストラバージンオリーブ油は抗酸化作用にも優れ、また加熱による劣化にも強いので、様々な料理に応用が期待されます。

油さえ気をつければ花粉症は大丈夫なのでしょうか。いえ、必ずしもそうとは限りません。油と並んでアレルギー疾患の背景となっている栄養素がもう一つあります。それは我々が毎日のように口にしている「糖質」です・・(続く)

投稿者 蒲田よしのクリニック

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