院長の健康まめ知識

2015年1月10日 土曜日

変幻自在の風邪&インフルを即撃退!地味だが強力な自然免疫

(続き)・・今年に入り初めてのブログです。遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます。お正月休みに続いて今週の土曜日から成人の日からみの連休に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。休みの日が多くて楽だと感じる反面、休みばかり続いて退屈な思いをしている方も案外、多いのではないでしょうか。
今年の年末年始はたいへん日並びが良く、長い休みを取りやすいお正月休みでした。それに伴い、遠出する人がかなり多かった模様です。但し国内旅行は各地で伸びているものの、円安の影響のため海外でお正月を過ごす方は、全般に若干減っているそうです。為替というのは本当に、生活に直結しているものだと感じます。

この年末年始を狙っていたかのように、とても寒い日が続いています。最高気温や最低気温は各地で平年を下回り、積雪が例年以上という地域も多くなっています。1月以降も大雪になりそうだ、という気になるニュースが出されています。多少の寒さや雪は我慢できるとしても、交通機関が乱れてしまっては、全くお手上げですよね。
そういえば冬を迎える前の10月か11月ころには、「この冬はエルニーニョの影響で暖冬になりそうだ」という長期予報が出ていました。しかし箱を開けてみれば、暖冬どころか例年以上の「厳冬」という印象さえあります。もっとも暖冬の場合でも、地域によっては積雪量がむしろ増える場合があり、一様に暖かい冬になるとは限りません。
エルニーニョといえば、この夏にも「エルニーニョの影響で冷夏になりそうだ」という予報がありましたが、この予報は半分当たって半分外れました。「当たり」は西日本などで、大雨が続き各地で水害に見舞われたほか、農作物が軒並み不作となりました。一方「外れ」は東日本などで、昨年を思わせる猛暑となりました。

さて前回は、風邪やインフルエンザを予防する一般的な方法に関して検証しました。ワクチンやマスク、うがい、手洗いなどの方法には一長一短があり、それらを上手く組み合わせることが大切です。とはいえ、どのような優れた方法でウイルスの侵入を防ごうとも、完全にウイルスの侵入を防ぐことはできません。ウイルスはいつの間にか体に入り込んでしまうものであって、感染させないことが遥かに重要です。
体内に居座った風邪やインフルエンザのウイルスを、感染させないためにはどのようにすれば良いのでしょうか。感染に至る経路には様々な要素がありますが、一言でいうと「免疫力」を向上させることが最大のポイントです。体内に侵入してきたウイルスを暴れさせないだけの免疫力を維持してさえいれば、風邪もインフルエンザも発症する心配はさほどありません。免疫力の強弱が、風邪への罹りやすさを左右するのです。

一言で「免疫力」と言いますが、免疫力とは具体的にどのようなメカニズムを指すのでしょうか。よく話題になるものとして、リンパ球や免疫グロブリンが挙げられます。リンパ球には大きく分けてT細胞とB細胞とがあり、協同して細菌やウイルスなどから身体を防衛していますが、このうちB細胞が免疫グロブリンというタンパク質を産生し、ウイルスなど外敵の排除に貢献しています。
端的な例として、麻疹(はしか)は一度かかると「二度かからない」とされていますが、これは麻疹に感染することによって麻疹ウイルスに対する免疫グロブリンがリンパ球によって産生されるためです。ウイルスに感染すると、そのウイルス感染の「記憶」が免疫グロブリンという形で残され、次にウイルスが体内に侵入した際には速やかに免疫グロブリンが働き、発病を未然に防ぐのです。

風邪やインフルエンザの場合、麻疹とは事情が若干異なります。確かにウイルスに感染すると免疫グロブリンが産生されますが、これによって二度と感染しない、ということにはなりません。これは皆さん身に染みて実感していることと思います。風邪やインフルエンザの場合には、ウイルスの「型」が刻々と変化し、また時折「新型ウイルス」が登場するために、過去の感染による免疫グログリンが役立つとは限らないのです。
このようなウイルスの変化しやすさを受けて、インフルエンザのワクチンは毎年繰り返して接種することが推奨されています。すなわち前年に受けたワクチンが、1年後にはウイルスの変異により効果が薄れてしまうのです。さらにウイルスの型が激変して誕生する「新型インフルエンザ」に至っては、従来型のウイルス向けのワクチンが全く効果を見せず、大急ぎで新型ウイルス向けのワクチンを生産する必要に迫られます。

また作用するタイミングの点でも、免疫グロブリンが感染防御に間に合うとは限りません。免疫グロブリンが充分なだけ産生されるのは通常、ウイルスが体内に侵入して5~7日が経過してからです。それまでの感染初期には充分量の免疫グロブリンが未だ体内に存在しないのですが、それでもウイルスに対する免疫が全く働かない訳ではありません。実際に多くの場合、ちょっとした風邪は4~5日程度で治ってしまうものです。
ということは、風邪やインフルエンザの感染初期に、感染拡大防止のために働いている免疫システムが他に存在するはずです。すなわち免疫グロブリンが充分なだけ産生されるのに先立って、風邪の初期にいち早く作動する免疫システムです。風邪を滅多にひかない、あるいは風邪が軽いうちに治ってしまうような人は、この「初動の免疫システム」が上手く機能していると考えられるのです。

この迅速な免疫システムは一般的に「自然免疫」と呼ばれており、マクロファージや顆粒球、ナチュラルキラー細胞などが担っています。これに対して上述のリンパ球や免疫グロブリンは「獲得免疫」と呼称され、区別されています。この自然免疫は最近の研究で、免疫の主体的な役割を占めていることが判明しました。そしてそれは、食事や栄養、体温などといった条件の影響を強く受けるのです・・(続く)

投稿者 蒲田よしのクリニック

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